OpenClaw VPS完全インストールガイド2026:AWS・GCP・ConoHaクラウドサーバーで永続起動
この記事について:自宅PCに依存せず、24時間365日どこからでもアクセスできるOpenClawクラウドAIエージェントを構築する完全ガイドです。AWS EC2・Google Cloud Platform・ConoHa WING/VPS・さくらVPSなどの主要クラウドサーバーへのインストール手順、systemdによる永続起動、Nginxリバースプロキシを使ったHTTPS化まで、本番運用レベルの設定をステップバイステップで解説します。
クラウドVPSでOpenClawを動かすメリット
自宅PCではなくクラウドVPSでOpenClawを動かすことの最大のメリットは常時稼働です。自宅PCはスリープや電源オフで止まりますが、クラウドサーバーは24時間365日稼働し続けます。
自宅PC vs クラウドVPS 比較
| 項目 | クラウドVPS | 自宅PC |
|---|---|---|
| 稼働時間 | ✅ 24時間365日 | ❌ PC起動時のみ |
| 固定IPアドレス | ✅ 固定IP付き | ⚠️ 動的IP |
| 回線速度 | ✅ データセンター直結 | △ 自宅回線依存 |
| 電気代 | ✅ サーバー料金のみ | ❌ 24時間PCの電気代 |
| 月額費用 | △ 500〜2000円/月 | ✅ 初期費用のみ |
主要VPSサービス別の推奨スペック
🇯🇵 ConoHa WING・ConoHa VPS(日本語対応・日本最速)
日本語サポートが充実しており、日本語インターフェースで管理できます。東京リージョンで低レイテンシ。初心者にも扱いやすいコントロールパネル付き。
☁️ AWS EC2(スケーラビリティ重視)
新規登録から1年間はt3.microが無料枠で使用可能。Lambda・S3・RDSなどのAWSサービスとOpenClawを組み合わせた高度な自動化も実現できます。
🌐 Google Cloud Platform(GCP)
GCPはe2-microが永続無料枠で使用可能(米国リージョンのみ)。初期クレジット$300で3ヶ月間試すことができます。Google WorkspaceとOpenClawの連携に最適。
ステップ1:VPSの初期設定(Ubuntu 24.04)
どのVPSサービスを選んでも、インストール時にUbuntu 24.04 LTSを選択することをお勧めします。OpenClawの最も安定した動作環境です。
# SSHでVPSに接続後、まず初期設定
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
# セキュリティ強化:rootログインを禁止してSSHキー認証に切り替え
sudo adduser openclaw-admin
sudo usermod -aG sudo openclaw-admin
# SSHの設定変更(/etc/ssh/sshd_config)
sudo sed -i 's/#PasswordAuthentication yes/PasswordAuthentication no/' /etc/ssh/sshd_config
sudo sed -i 's/PermitRootLogin yes/PermitRootLogin no/' /etc/ssh/sshd_config
sudo systemctl restart sshd
# UFWファイアウォールの設定
sudo ufw allow OpenSSH
sudo ufw allow 18789 # OpenClawダッシュボード
sudo ufw allow 80 # HTTP
sudo ufw allow 443 # HTTPS
sudo ufw enable
ステップ2:Node.js 22とOpenClawのインストール
# nvmのインストール
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.1/install.sh | bash
source ~/.bashrc
# Node.js 22 LTSをインストール
nvm install 22
nvm use 22
nvm alias default 22
# バージョン確認
node --version # v22.x.x
npm --version # 10.x.x
# OpenClawをグローバルインストール
npm install -g openclaw@latest
# バージョン確認
openclaw --version
ステップ3:OpenClawの初期設定
# 初期設定ウィザードを起動
openclaw onboard
# 設定内容:
# - AIモデル:Claude(Anthropicのサービス)を推奨
# - APIキー:sk-ant-xxxxxxxxxx
# - Botの名前:自由に設定
# - 通信チャンネル:Telegram Bot(VPSでは最も安定)
# BotFatherで取得したトークンを入力
# 設定後、ゲートウェイを起動
openclaw gateway start
ステップ4:systemdで永続起動設定
VPSが再起動してもOpenClawが自動で起動するよう、systemdサービスとして登録します。これがクラウド運用の核心です。
# systemdサービスファイルを作成
sudo tee /etc/systemd/system/openclaw.service >/dev/null <<'EOF'
[Unit]
Description=OpenClaw AI Agent Gateway
After=network.target
Wants=network-online.target
[Service]
Type=simple
User=openclaw-admin
WorkingDirectory=/home/openclaw-admin
ExecStart=/home/openclaw-admin/.nvm/versions/node/v22.x.x/bin/openclaw gateway start --foreground
Restart=always
RestartSec=10
StandardOutput=journal
StandardError=journal
Environment=NODE_ENV=production
Environment=HOME=/home/openclaw-admin
[Install]
WantedBy=multi-user.target
EOF
# サービスを有効化・起動
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable openclaw
sudo systemctl start openclaw
# 動作確認
sudo systemctl status openclaw
💡 Node.jsのパスを正確に指定する
systemdサービスでnvmのNode.jsを使う場合、絶対パスでOpenClawコマンドを指定する必要があります。以下のコマンドで正確なパスを確認してください。
which openclaw # パスを確認
# 例:/home/username/.nvm/versions/node/v22.13.0/bin/openclaw
ステップ5:NginxでHTTPS化(ダッシュボードの安全公開)
OpenClawのダッシュボード(ポート18789)を外部から安全にアクセスできるよう、NginxをリバースプロキシとしてHTTPS化します。
# NginxとCertbotをインストール
sudo apt install -y nginx certbot python3-certbot-nginx
# Nginx設定ファイルを作成
sudo tee /etc/nginx/sites-available/openclaw >/dev/null <<'EOF'
server {
listen 80;
server_name your-domain.com; # ←あなたのドメインに変更
location / {
proxy_pass http://localhost:18789;
proxy_http_version 1.1;
proxy_set_header Upgrade $http_upgrade;
proxy_set_header Connection 'upgrade';
proxy_set_header Host $host;
proxy_cache_bypass $http_upgrade;
proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
}
}
EOF
# 設定を有効化
sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/openclaw /etc/nginx/sites-enabled/
sudo nginx -t
sudo systemctl reload nginx
# SSL証明書を取得(Let's Encryptで無料)
sudo certbot --nginx -d your-domain.com
Basic認証でダッシュボードを保護
外部公開するOpenClawダッシュボードには必ずBasic認証を追加してください。
# htpasswdファイルを作成
sudo apt install -y apache2-utils
sudo htpasswd -c /etc/nginx/.htpasswd your-username
# Nginx設定にBasic認証を追加
# location / { の中に追記:
# auth_basic "OpenClaw Dashboard";
# auth_basic_user_file /etc/nginx/.htpasswd;
AWS EC2 特有の設定手順
AWS EC2でのセキュリティグループ設定
AWS ConsoleでEC2インスタンスのセキュリティグループに以下のInboundルールを追加してください。
| タイプ | ポート | ソース | 用途 |
|---|---|---|---|
| SSH | 22 | 自分のIP | SSH接続 |
| HTTP | 80 | 0.0.0.0/0 | Nginx HTTP |
| HTTPS | 443 | 0.0.0.0/0 | Nginx HTTPS |
| カスタムTCP | 18789 | 自分のIP | OpenClaw直接 |
# AWS CLI でElastic IPを関連付け(固定IP)
aws ec2 allocate-address --domain vpc
aws ec2 associate-address --instance-id i-xxxxxxxxxxxx --allocation-id eipalloc-xxxx
VPSでのOpenClaw監視・ログ管理
本番環境でのOpenClaw運用では、ログ管理と監視が重要です。systemdのjournalctlで基本的なログ確認ができます。
# リアルタイムログを確認
sudo journalctl -u openclaw -f
# 直近100行のログを表示
sudo journalctl -u openclaw -n 100
# 今日のログのみ表示
sudo journalctl -u openclaw --since today
# エラーのみフィルタ
sudo journalctl -u openclaw -p err
# ログをファイルに保存
sudo journalctl -u openclaw --since "2026-03-01" > openclaw-march.log
# サービスの状態確認
sudo systemctl status openclaw
# 再起動
sudo systemctl restart openclaw
VPS特有のよくあるエラーと解決法
❌ systemdサービスが起動しない(exit-code: 203/EXEC)
ExecStartのパスが正しくありません。nvmのNode.jsは絶対パスで指定する必要があります。
# 正確なopenclaw実行ファイルのパスを確認
sudo -u openclaw-admin bash -c 'which openclaw'
# その出力をExecStartに使用する
❌ VPSのメモリ不足でOpenClawがクラッシュ
512MB RAMのVPSではメモリ不足になる場合があります。Swapを設定してください。
# 2GB Swapファイルを作成
sudo fallocate -l 2G /swapfile
sudo chmod 600 /swapfile
sudo mkswap /swapfile
sudo swapon /swapfile
echo '/swapfile none swap sw 0 0' | sudo tee -a /etc/fstab
❌ OpenClawからAnthropicのAPIに接続できない
一部のVPSプロバイダのIPはAnthropicやOpenAIのAPIによりブロックされることがあります。
解決策:VPN07をVPSにインストールし、AIエージェントのAPI通信をVPN07経由にルーティングすることで問題を解消できます。1000Mbpsの高速回線でAPI通信を安定化します。
❌ Nginx 502 Bad Gateway エラー
NginxがOpenClawのゲートウェイに接続できていません。OpenClawが起動しているか確認してください。
sudo systemctl status openclaw
curl http://localhost:18789/ # ローカルでアクセス確認
クラウドOpenClawで実現できるエンタープライズ自動化
📊 24時間データ収集・分析
- ・競合サイトの価格を毎時間チェック
- ・TwitterのトレンドをAIが自動分析
- ・為替・株価の異常を検知してアラート
- ・SEOランキングの定期モニタリング
🤖 チーム向けAIアシスタント
- ・Slackチャンネルに常駐するAI
- ・チームメンバー全員がDiscordで操作
- ・コードレビューのAI自動化
- ・会議議事録の自動作成・配信
🌐 Webサービス統合
- ・WordPress記事の自動生成・投稿
- ・Eコマースの在庫管理自動化
- ・サポートチケットの自動分類・返信
- ・APIエンドポイントの定期ヘルスチェック
📧 コミュニケーション自動化
- ・受信メールを自動分類・優先度付け
- ・定型メールの自動送信・フォローアップ
- ・ニュースレターの自動作成・配信
- ・SNS投稿のスケジュール管理
クラウドOpenClawにVPN07が必要な理由
クラウドVPSでOpenClawを本番運用する際、VPN07はセキュリティとパフォーマンスの両面で不可欠です。
🔒 VPSのIPアドレス問題を解決
VPSのIPアドレスはデータセンターのIPとして認識され、一部のAPIサービスがブロックするケースがあります。VPN07の1000Mbps回線を経由することで、クリーンなIPでAPIにアクセスできます。
🌍 地理制限のある海外サービスへのアクセス
OpenClawのスキルでNetflixデータ収集やリージョン限定コンテンツを扱う場合、VPN07の70以上の国のサーバーで対応できます。世界中のサービスと連携した自動化が可能になります。
⚡ VPSから自宅ネットワークへの安全なアクセス
クラウドのOpenClawから自宅のNASやIoTデバイスにアクセスする場合、VPN07を使えばセキュアなプライベートネットワーク通信を確立できます。
VPN07 — クラウドOpenClaw運用の必須ツール
VPS・AWS・GCPのAIエージェントを強力にサポート
AWS・GCP・ConoHaなどのクラウドVPSでOpenClawを本番運用するなら、VPN07は欠かせません。VPSのIPブロック問題の解消、海外APIへの安定接続、地理制限付きサービスへのアクセスを月額$1.5という驚きの価格で実現。10年以上の運用実績と30日間返金保証で、あなたのクラウドAIエージェントインフラを強力にサポートします。